2021年7月10日土曜日

バックナンバー案内

上記の更新日現在、頒布可能な発行物は次のとおりです。
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■お知らせ
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同人活動のため担当スタッフの仕事が多忙の場合、やむをえず遅れる場合がございます。
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■在庫一覧表(2021/07/01確認)

※当会で在庫切れの場合も下記で

夢野書店(東京都神保町)
ふるいちトキワ荘通り店(東京都豊島区)
阿佐ヶ谷ネオ書房(東京都杉並区)
竜のポッケ 2号店(川崎市多摩区・Fミュージアムそば)
絶版漫画バナナクレープ(大阪府)
リサイクルブック稲田店(北海道帯広市)★SNSはありませんがメールで問合わせ対応

で在庫がある場合がありますので、こちらもご確認いただけますようお願いいたします。
また、国会図書館、大阪国際児童文学館にも毎号納本しておりますので、閲覧が可能です。

凡例: ◎ =在庫あり  ▲ =残部僅少  × =品切れ
状況 発行物名    1 冊の重量/頒布価格

◎ NU別冊「ぼくの藤子スタジオ日記 完全版2刷」………410g/1,300 円
▲ NU別冊「ドラえもんリスト」………………200g/1,000 円
◎ NeoUtopia 第62号……………………………410g/1,500 円
▲ NeoUtopia 第61号……………………………250g/1,200 円
◎ NeoUtopia 第58号3刷…………………………240g/1,000 円
▲ NeoUtopia 第56号……………………………180g/1,000 円
◎ NeoUtopia 第55号……………………………170g/1,000 円
◎ NeoUtopia 第46号……………………………220g/1,000 円
▲ NeoUtopia 第45号……………………………170g/1,000 円
▲ NeoUtopia 第42号……………………………250g/1,000 円
◎ NeoUtopia 第41号……………………………230g/1,000 円
◎ NeoUtopia 第40号……………………………200g/1,000 円
◎ NeoUtopia 第39号……………………………200g/1,000 円
◎ NeoUtopia 第36号……………………………194g/1,000 円

■申込先
件名に下記を記載し、下記メールアドレスまでお申し込みください。
折り返し、通販案内をおくり致します。
案内は長文ですので、携帯電話からの問い合わせの際はご注意ください。

件名:【NU通販】お名前
メールアドレス:orderdesk.neoutopia●gmail.com(●は@です)

2021年6月30日水曜日

17期入会案内

入会方法は下記の通りとなります。 

 ■活動内容
 藤子不二雄ファンサークルネオ・ユートピア(NU)は86年から活動を続けている未公認の藤子不二雄先生のFCです。  
当FCは、有志によって自主的かつ非営利的に運営される同人活動ではありますが、活動に際しては藤子先生ゆかりの関係各位からのご協力もいただいております。
NUは、藤子両先生とその作品を愛する方なら、どなたでもご入会いただけます。 
 
*会誌「NEO UTOPIA」
 活動の中心は会誌の発行です。藤子作品にまつわる研究資料類のほか、各種記事・情報を収録し、会員・読者からの作品に対する感想やイラストなども掲載します。
17期では63~66号まで発行します(63号は2022年春発行予定)。

 *NUエクスプレス
 藤子先生や作品に関する情報メールやペーパーを不定期にお届けします。

 *イベント
 白黒作品やパイロットなど貴重な映像を上映する藤子アニメ上映会を一期に一度、東京都内にて開催を予定しております(16期はコロナの影響で中止になりました)。このほか不定期で会員懇親会を開催する場合もあります。

 *ツイッター
(最新情報はこちらが早いかも)
 @FujikoFC_NU

 *ブログ
 http://neo-utopia-net.blogspot.com/

 *会誌の発行やブログ更新が遅延する場合があります。よろしくご容赦いただければ幸いです。 

 ■会費
 会誌制作費・郵送料・運営費などとして、 4,000- とさせていただいております。 上映会や懇親会の開催費用なども会費に含まれます。 イベント関連の飲食費や、有料の会員サービスなど、参加が基本的に任意のものは別途費用がかかります。 なお17期発行分の会誌を書店購入などでお手持ちの場合、 1 種類につき1000円ずつ会費を減額します。

 ■ご入会の手続
 ~ご入会金のお支払いは銀行振込(セブン銀行)でのみ受け付けております。事務作業の都合上、定額小為替では受け付けておりません。
 NUでは約2~3年間に『会誌4冊の発送を以て期限とする会期制』を採用しています。尚、17期は'21年5月よりご入会申込を受付ております。
入会は随時受け付けさせていただいておりますが、イベントや特典など期日や期間の終了したサービスは、その性質上ご利用できませんので、ご了承ください。
会員名簿および住所は公開しない方針です。
 
入会を希望される方は下記Webフォームまたはメールでお問い合わせください。 入金方法などを記した「入会案内」をメールで返信いたします。
そちらの案内に従い、会費の振込後、住所・氏名など必要事項のご連絡をいただき手続き完了です。
 なお、古い携帯電話等をご利用等の場合、文字数制限等の理由でこちらからのメール送受信ができない場合がございます。
 その際は、郵送で案内をお送りしますので、メール本文に郵便番号と住所をお書き添えください。 

 ■Webフォーム(推奨)
   以下URLから必要事項を記入の上ご送信ください。 https://forms.gle/YYieJJEPyGjCBWJT7

 ■メール
   Webフォームが使えない場合はメールでお名前とメールアドレスをご連絡ください。
   メールの件名を「入会案内希望:あなたの姓名」でお願いいたします。
   送信先:neoutopia1986●gmail.com(●を@に変えてください)

2021年4月21日水曜日

藤子不二雄A先生ご挨拶(「トキワ荘と手塚治虫」展 2021年4月6日)

豊島区立トキワ荘マンガミュージアムで開催中の「トキワ荘と手塚治虫」展。開幕前日の記者会見で藤子不二雄A先生が語られた手塚先生とトキワ荘の思い出全文を公開します。

「トキワ荘と手塚治虫―ジャングル大帝の頃―」展は8月9日(月・祝)まで。予約:http://tokiwasomm.jp

※手塚治虫の「塚」は旧字の塚 ※藤子不二雄Aは○の中にA





こんにちは、藤子不二雄Aです。

僕はこの前、寺田ヒロオ氏の展覧会のスタートもテープカットをやらせていただきました。

僕にとってトキワ荘というのは本当に何ていうか、自分の青春時代なのもそうですけど漫画家の走りとして東京へ出てきた頃から五年間、相棒の藤子・F・不二雄氏と住んでいました(※編注:正確には昭和29年10月~昭和36年10月の七年間)。


とにかく、なにもかにも手塚治虫先生がいなかったら僕は絶対漫画家になってなかったと思うんですね。

僕ら、藤子F氏と二人で富山県の高岡という所にいたんですけど、富山県というのは非常に教育県でありまして、当時漫画なんかもうまったく許されないという所で。

僕は高校は高岡高校という、結構…まあこんなことどうでもいいんですけど(笑)、全国の十番以内に入る進学校だったんですけど。

僕は漫画を描いていて連載も持っていたので模擬試験もほとんど勉強してなかったんです。でも、テストに一回も落ちたことがなくて。だから勉強してたら大変なことになってたかも…! こんなことはどうだっていいんですけど(笑)。


手塚先生の歴史的な作品で『新宝島』という単行本が大阪から出されて、それを僕と藤本氏が見て、本当にもうビックリ仰天したんですね。

当時漫画というのは滑稽というかギャグというかお笑いの漫画が主流でして、それを手塚先生がストーリー漫画という、漫画をドラマにした作品を描いたのが『新宝島』という革命的な本で。

これを本当にね、ページを開くとですね、ピートという少年探偵がオープンカーに乗って走っているシーンから始まるんですね。

当時戦争が終わって二年か三年後に、少年がオープンカーに乗って走るなんて漫画なんかあり得ないですよね。

しかも3ページ台詞がひとつもないんです。全部車が、走ったりこっちから追ったり、あらゆる角度で表現されてる。

僕も藤本氏も映画少年で将来は映画監督になりたかったんですけど、ところが映画を作るっていうのは大変なお金と制作がかかるんですけど、僕らがビックリしたのは先生は紙の上で映画を作られた。あっ、これなら僕らもできる!と思って、それで漫画の方へ走ったんですね。


後で聞きましたら石森章太郎氏は宮城県で、赤塚不二夫氏は新潟で、さいとう・たかを氏は大阪で、当時の漫画少年が全部『新宝島』を見て全部がまんが道へ入ったんですね。

そういう革命的な作品で、そのあと僕らはすっかりもうファンになって先生のところへ。描く漫画も手塚先生のイミテーションみたいなものを描いて今日まできたんですけれども。

日本の漫画は今や世界中の、一種の大きな日本の誇りの文化になってるんですけど、手塚先生がいなかったら絶対今の日本の漫画というのはあり得ないわけですね。

そういう革命的な作品を描かれた大先生と知り合えたことで僕らも漫画家を目指したんですね。


トキワ荘へ僕らが上京したのは高校を出て二年後の昭和29年ですけども、東京へ出てきて最初僕らは両国の下宿にしばらくいたんですけども、椎名町のトキワ荘に先生がいらっしゃってご挨拶に行ってですね。

上京したその日に上野からすぐ、トキワ荘の14号室ですけどそこへご挨拶に行ったんですね。

ところがその時も先生は連載を六本か七本抱えてらっしゃって。

当時の漫画というのは月刊誌で一回が16ページで、人気が出ると別冊付録といって36ページのB6版の別冊になるわけですね。だからおそらく一ヶ月に100ページとか150ページとか物凄い量を描いてました。

当時はアシスタントというのがいなくてですね、編集がライン引いたりベタ塗ったりしてるんですね。僕がご挨拶に行ったときにも編集が付いてやってた。

見るに見かねて「ちょっと手伝いましょうか」と言ったら、先生は「あ、やってくれる?」と仰ったので「喜んで!」と言って。藤本くんはそのまま荷物持って両国へ行って、僕だけ一人残ってなんと四日間手伝ったんですね。

それからは何かあると、先生はさすがに言わないんですが編集から電話がかかってきて「安孫子くんちょっと手伝ってよ」と言われてですね、何回も通ってお手伝いをして。

日本の漫画アシスタント第一号は僕だ、とそれを今でも自慢にしてるんですけども(笑)。まあ、手塚先生以外を手伝ったことは一切ありません。


手塚先生がある時

「そろそろトキワ荘を出ようと思ってる」

と。

四畳半で非常に狭いので編集者も入るとぐちゃぐちゃになるので、並木ハウスという別のアパートへ引っ越すから

「もしよかったら君ら入らないか」

と言われて僕も藤本氏もビックリ仰天して「エエッ」て。

両国も東京ですけども、あの頃は漫画の出版社は音羽(文京区)の講談社が主体でしたから椎名町というのは非常に便利がいいんで、それにアパートへ入れるというのが嬉しくて「じゃあお願いします!」と言ったんですね。

トキワ荘の一ヶ月の家賃は当時三千円だったんですね。まあ三千円は何とかできるんですけど敷金がいるんですね。敷金がなんと三万円するんですね。

三万円っていう現金なんか僕らとても無いんで、お金がないからキャンセルする…というのも恥ずかしいもんで

「いや、ちょっと今の両国の下宿が一年の約束なんで出れないんですよ」

と言ったら先生は、

「もし君らね、敷金のことを心配してるんならそのまま置いとくよ」

と仰ったんですね。

僕も藤本くんももう恥も外聞も捨てて「お願いします!」ってね、そして敷金を三万円そのまま置いていただいて、それで両国からトキワ荘へ入ったのが最初で。

そもそも先生が敷金を置いていかれなかったら僕らは絶対にトキワ荘に入っていなかったので、その後のトキワ荘はまったく変わっていたと思うんですよね。

先生にはそういう意味で、漫画だけでなくて私生活も含めて物凄くお世話になったんですね。


トキワ荘へ入ってから僕らは初めて一人前の漫画家としてやり始めて。

部屋が一階二階で全部で15室ですかね(※編注:トキワ荘は23号室まであった)。僕らが手塚先生の後に入ったのは14号室という所でそのあと隣に藤本くんがまた部屋を借りて、そこへ当時は先生に憧れて地方から漫画少年がいっぱい上京するんですね。

14号室の向いにこの前展覧会をやったテラさんという僕らの兄貴の寺田ヒロオ氏がいて、彼は僕より四つ上ですけども新発田高校(新潟県)の野球チームの四番でエースで、顔がいいし身長は高いしスゴいイイ男でプロ野球からスカウトがかかったくらいで、それを彼はキャンセルして上京して漫画を描いてて。

彼はまったく手塚先生の影響を受けていないんですね、井上一雄さんとか昔の漫画家の影響を受けてる非常に健康的な漫画を描くお兄さんで四つ上なんですけども、このテラさんのおかげで僕らも非常にお世話になったんですね。


この前のテラさん展の時もご挨拶で話しましたけども、トキワ荘には手塚先生がいてテラさんという、この二人の人が僕らを育ててくれたという意味で本当に不思議なアパートで。

部屋が空くたびに僕と藤本氏とテラさんの三人で相談して漫画を見て、テラさんは物凄く漫画に厳しい人で「この漫画はダメだ」とか言って、いい漫画があると呼んで入れていったのが赤塚氏、石森氏…。

つのだじろう氏は新宿の床屋さんの息子なんですけども彼は毎日スクーターに乗って、ダッダッダッ…とこう、トキワ荘へ来るんですね。そしてみんなの部屋を回ってなんかこうエキサイトしてまたダッダッダッ…通勤組と僕らは呼んでいたんですけど(笑)、そんな通勤してくる連中も四、五人いて、新漫画党というグループを作ったんですね。


元をいえば手塚先生がトキワ荘にいて、僕らがそこへ入ったことで広がっていって、もし手塚先生がいなかったらトキワ荘は普通のアパートだったんですけども先生がいらっしゃったおかげで僕らも入れて、今やもう伝説のアパートになってこんな立派な復元をされるなんて本当に夢のような気がいたします。


漫画っていうのは僕らの時代は悪書追放運動とか色々あって漫画は今のように推奨されるものじゃなくて、反社会的だと非常に軽蔑されたというか。手塚先生なんか本当に素敵な漫画を描いてるのに悪書追放運動でターゲットになって大変なご苦労をされたと思うんですけども。

そういう中にいられたのは結局なんというか…漫画家を目指す少年というのは大体独りでネクラなキャラクター、僕も途中から変わったんですけどネクラな少年だった(笑)。

独りでやってるものですから結局付き合う範囲も、高校出てから会社入ったりする人がいなくていきなり漫画家を目指していきますから、みんな物凄く個性があってクセがあって自分が一番と思っているような。

そういう青年がトキワ荘に集まってきたのは、おそらく手塚先生の影響がありますしまたテラさんというお兄ちゃんがいたことで、本当にあらゆる運命が変わったんでそういう意味では本当にトキワ荘というのは、僕らの人生を全部決めたアパートだと思うんですね。


さっきもこの展覧会を内覧したんですけども、そこに先生が描かれた代表作の『ジャングル大帝』という漫画があるんですけど。

『漫画少年』という雑誌に連載したんですけどその最終回の時にですね、先生から手伝ってくれと言われてトキワ荘へ行って、編集もいなくて二人で。

最終回でジャングル大帝がヒゲオヤジたちと雪山の嵐に囲まれて一人ずつ倒れていくという非常にパセティックなラストシーンだったですね。先生に「吹雪を描いてくれ」と言われたんですね。

それで先生がこっちのテーブルでやられて、僕はここに机を置いて手伝ってた。先生は当時描かれる時に音楽をかけられる。当時ステレオってのが初めてできて、そこにチャイコフスキーの悲愴交響曲をかけるんですね。先生はここにいて、僕はここにいて吹雪を描く。隊員が一人ずつ倒れていく…吹雪の中で。僕は嵐を、展示でご覧になれば分かりますけどその吹雪を描いて。

悲愴交響曲の中で描いてると僕は嘘の漫画を描いてるのに涙が出てきてたまらなくなったという、凄いイメージが残ってます。


その後も先生はお忙しくなって、専属のアシスタントがいなかったので僕がお手伝いして、いろいろアシスタントにたくさん出たんですけども。

先生は締め切りに合わせるため手伝いを入れたものでも単行本にする時には必ず直されるんですねご自分で。ところが『ジャングル大帝』の僕の嵐だけは未だに一切直されてない、ってことは非常に先生に認められたということで僕はこれを非常に自慢にしてて。あとで展示をご覧になれば分かりますけど一ページ丸ごと吹雪ってあれは全部僕が描いたんで先生は一つも描いてない、そういうこと言うと先生に怒られるかも知れないけど(笑)、これを僕は事あるごとに自慢にしてきたんです。

本当にね、そういう意味でトキワ荘と手塚先生には本当にお世話になりまして。

今度の展覧会は日本中、先ほど区長も仰いましたけども世界中から来ていただいてこれを大いにPRしていただけるとありがたいと思います。どうもありがとうございました!


*質問タイム*

Q.

『まんが道』には石森章太郎さんやそのお姉さんも出てきますが、当時の皆さんとの思い出話を聞かせていただけませんでしょうか。


A.

これを言いだすと何日かかるか(笑)。簡単に言いますけども。

テラさんがいて、僕らが入って、それからまた一年二年で石森氏とか赤塚氏とか来たんですけども。

当時『漫画少年』という雑誌があって、『漫画少年』へ投稿すると県別で名前が印刷されて出るんですね。当選すると作品が載ったりするんで、僕らは会ったこともないんですけども宮城の石森、あの頃は小野寺章太郎。

彼は天才的な、手塚先生の一番の…。絵もいいしセンスもいいし物凄い絵を描いていて、「この小野寺章太郎というのは凄いな」と僕も藤本くんもいつも噂にしてたんですね。

それから新潟では赤塚不二夫、彼はギャグの漫画で描いててこの彼もよく当選してたんで。

それがトキワ荘へ僕らが入って一、二年後に二人同じ時に入って毎日一緒に住むようになったんですけども。


石森氏というのは描いてる漫画は本当に洗練された漫画なんですけど、会ってビックリしたのは漫画のイメージとまったく違うんですね。

こう言っちゃなんですけどちょっとズングリムックリして、こんな人があんな凄いのを描くのかというくらい(笑)。一番歳が若くて高校卒業したばかりの18歳ですけど、物凄く貫禄があるというか只者じゃないという雰囲気はありましたね。


それから赤塚氏は当時は本当に美少年で、晩年の赤塚とはまったく違う(笑)。お酒も一滴も飲めないし、一言も会合でもほとんど喋らなかったのがあんな180度、タモリ氏と一緒になって…って余計なことですけど(笑)、全然人が変わって別人の赤塚になったんですけど。


つのだ氏はさっきも言いましたように新宿から通いで。彼は物凄くキャラクターが真面目で、僕らは新漫画党で会合を開くんですけどここでは漫画の話を一切したことがないんですよ。みんな映画の話がほとんど中心で。

そうするとある時つのだ氏から、彼は書が上手くて巻紙で質問状がきたんですね。

「新漫画党に期待して入ったのに漫画の話を一切しない、堕落している!」

というのでビックリ仰天して。

藤本氏はそういう時上手いので

「漫画を描くのは自分で考えるもので漫画の話をしちゃダメだ、映画とかの話をするのが漫画家としてのプラスになるんだよ」

というのを聞いてからコロッと変わって、まあ何の関係もないですけどお酒も飲まなかったのが飲むようになったし行動範囲も変わったという非常にユニークな人で。


それから鈴木伸一さんという彼は下関から漫画で入ってきたんですけど彼は漫画というよりディズニーのファンで、アニメーションを志したので横山隆一先生がおとぎプロというアニメ会社を鎌倉で作られてそっちの方へ行っちゃって、今やアニメの業界では大変なレジェンドとなってますけど。


そういうふうに一人一人が本当に個性的な集まりで、特にご質問されました石森氏は非常に天才的でしたね。



(石森氏のお姉さんについてお話お願いできますか)

トキワ荘ってあまり色気がないというか…当然ですけど、僕らは漫画だけですから女性関係で付き合いとかまったくない時代に。

トキワ荘には共同の炊事場があるんですね。真ん中に水道があって周りにコンロがあって、そこでみんな料理を作ったりする。

藤本くんが台所行って戻ってきて「おい、お前台所に行け」と言うんですね。「何で?」「とにかく行ってみろ」というので台所に行ったらお下げの少女、というか素敵な女の子がお湯を沸かしていたんですね、顔は見えないんですよ。

すごい感じのいい綺麗な子がいるね、どこの人だろうと言ってたらトントンとノックして石森氏がきて、

「お姉さんが来たから紹介するよ」

と言ったらそのお姉さんで。言っちゃ悪いけど石森氏とは似ても似つかない(笑)、本当に綺麗な当時18か19の、石森氏の一つか二つ上で、ただ体が喘息で弱くて。

僕はわりと文学青年だったのでいろんな本を持ってたので、お姉さんが時々来て本を借りにくるんですね。本を貸すと必ずお姉さんは

「あの、石森はどうでしょう?漫画家として」

と訊かれたから

「いやあ彼の才能は凄いしね、僕らがダメになっても石森だけは成功するよ」

と言ったらホッとしてね、本当に弟思いの人で。喘息で一年後に亡くなられてね。石森は本当にがっくりして、仕事ほとんど辞めた時期があったんですけどね。



Q.

手塚先生が漫画を描かれている時や普段の雰囲気について教えていただけますでしょうか。


A.

手塚先生は非常に愛想のいい方で、普通の時はもう本当にこっちが恐縮するくらいなんですけど、漫画を描いてる時は周りに近寄りがたいという雰囲気があって。

必ず同時進行で何本も、何本もやってますから、トキワ荘やいろんな旅館でお手伝いしたんですけど先生が僕より先に休まれたことがないんですよね。

僕は途中から入るんですけど。その間連載を何本も同時進行でやってるんで、付いてる編集も各社手練れのみんなでっかい編集ばかりで、腕力の強そうなのでないと押し退けられてとても自分の順番がまわってこないという。一本を描くんじゃなくて同時に三、四本を同時進行するんですね。

僕らは資料とかシナリオとかを順番でやるけど、手塚先生は僕が行った時には当然もう原稿に入ってますから机に向かって描いてる時しか知らないんですね。

僕も手伝うとほとんど睡眠時間もないんですけど「安孫子氏、先にちょっと寝たら」と言われて僕は寝る。それも朝の三時か四時ごろ寝るんですけど先生はその時もまだ描いてて、僕がちょっと寝過ぎちゃったなあって七時に起きるともう先生は机に向かってる。先生が横になって寝た姿を見たことがないんで僕は本当に「鉄人治虫だ」って藤本氏とよく言ってましたけどもね。



Q.

『ジャングル大帝』の手伝いを仕上げられて、手塚先生からのコメントは当時あったのでしょうか。


A.

いや、もうコメントも何もとにかく仕事に入ると会話をする時間はないですね。担当の編集がいますから、一つが終わると次が入るんで仕事場でそういう談話とか喋ったり、極端な話食事もほとんどちゃんと食べたことがないという。

だから先生は若くして亡くなられたけどおそらく実際の生きた実年齢はもう百五十ぐらいじゃないかと思うんですよね。なんせ普通の人じゃなかったですね。

2020年7月13日月曜日

通販方法

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■在庫一覧表(2020/07/13確認)

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古書ますく堂(東京都豊島区)
ふるいちトキワ荘通り店(東京都豊島区)
阿佐ヶ谷ネオ書房(東京都杉並区)
竜のポッケ 2号店(川崎市多摩区・Fミュージアムそば)
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・Yahoo!オークション(中古)
・まんだらけ
・メルカリ

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凡例: ◎ =在庫あり  ▲ =残部僅少  × =品切れ(各々重版できるよう務めております)
状況 発行物名    1 冊の重量/頒布価格 /1 冊のみの送料

◎ NU別冊「ぼくの藤子スタジオ日記 完全版」………1,300 円
◎ NU別冊「ドラえもんリスト」………………200g/1,000 円
◎ NeoUtopia 第61号……………………………250g/1,200 円
◎ NeoUtopia 第58号3刷………………………………1,000 円
▲ NeoUtopia 第56号……………………………180g/1,000 円
◎ NeoUtopia 第55号……………………………170g/1,000 円
◎ NeoUtopia 第46号……………………………220g/1,000 円
◎ NeoUtopia 第45号……………………………170g/1,000 円
▲ NeoUtopia 第42号……………………………250g/1,000 円
◎ NeoUtopia 第41号……………………………230g/1,000 円
◎ NeoUtopia 第40号……………………………200g/1,000 円
◎ NeoUtopia 第39号……………………………200g/1,000 円
◎ NeoUtopia 第36号……………………………185g/1,000 円

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2020年3月27日金曜日

シンエイ動画名誉会長の楠部三吉郎さんご逝去

ネオユートピアです。

シンエイ動画名誉会長の楠部三吉郎さんが、20日にお亡くなりになりました。

楠部三吉郎さんは、別紙壮一さんとともにシンエイ動画を立ち上げ、現在のテレビ朝日版ドラえもんの立ち上げに尽力され、藤子アニメブームを作るとともに、2005年のドラえもんのリニューアルを成功させ、藤本先生が亡くなられたあとも新作の若手の精鋭が腕を振るう映画ドラえもんが毎年制作されるという流れを作られました。
まさに、3人目の藤子不二雄と言えるのではないでしょうか。

ご冥福をお祈りします。

2020年2月16日日曜日

日本テレビ版ドラえもん主題歌・内藤はるみさんが『鶴瓶の家族に乾杯』に登場!

ネオ・ユートピア編集部です。

驚きです!
2020年2月10日放送の「鶴瓶の家族に乾杯」に、日本テレビ版ドラえもんの主題歌を歌われた歌手、内藤はるみさん(別芸名:朝月愛)が登場され、「ドラえもん」の主題歌をアカペラで披露されました!



2020年2月10日(月)19:30 NHK総合放送 
放送開始14分くらい

鶴瓶の家族に乾杯 「麒麟がくるSP! 本木雅弘と岐阜県岐阜市ぶっつけ本番旅!」
https://www4.nhk.or.jp/kanpai/




ネット上でも話題になっています。
https://togetter.com/li/1466874

内藤はるみ:ウィキペディア
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%86%85%E8%97%A4%E3%81%AF%E3%82%8B%E3%81%BF

cafe&gallery 川原町屋
岐阜県岐阜市 玉井町28
https://kawaramachiya.jp/



 NeoUtopia 43号(2006年発行)の「日本テレビ版ドラえもん」特集号は当会では在庫切れですが、ヤフオク、メルカリ、まんだらけで古書として販売されている場合があります。また、国会図書館、大阪国際児童文学館にも納本していますので、こちらで読むことができます。



2020年2月24日までならNHKオンデマンドで220円で単品でみれるようです。気になる方はお早目に!
 https://www4.nhk.or.jp/kanpai/7/



2020年1月13日月曜日

【通販開始】Neo Utopia 61号 「大長編ドラえもん」特集

('19年12月発行/ A5 / 176P /250g/頒布価格1200円)


特集:大長編ドラえもん

・大長編ドラえもんヒストリー1
・映画原作となった短編ドラえもん
・もうひとつの「のび太の恐竜」
 ・映画のプロトタイプF先生執筆「のび太の恐竜」シナリオを読む


・大長編ドラえもんヒストリー2
・大長編描き換え全集1
・芸人が語る「大長編ドラえもん」
 (とさけん オオタケハルカ、荒ぶる神々 馬場さおり、新見真志、爆烈Q)
 
・藤子プロ作品データ
・大長編人気作品アンケート

小特集

・追悼・木上益治と藤子アニメ
 おおはたイアキアニメーター 那須川充 



 関連サイト:アマゾンプライムビデオ:怪物くん(1980)
 第21話 岩石怪物ドタマカチン
 第125話 カミキル博士とハイタ氏(前篇)
 第126話 カミキル博士とハイタ氏(後篇)
 第174話 やさい畑のなぞをとけ!
 現在、上記のオンデマンドサイトで今回取り上げた作品が1話108円で見ることができます。

 補足記事:後輩アニメーター奈須川充さん 

  関連記事:「ドラミちゃん ミニドラSOS!!!(1989)」の木上作画とか/イアキ

記事

・藤子A先生誕生日レポート

・藤子不二雄Aイン六本木
・探訪・わくわくスカイパーク(北海道・新千歳空港)
・文苑堂書店閉店(富山県・高岡市)
・少年時代の舞台「朝日町」()

連載

・新連載さとうみつしげ「Mickunの青春DE情熱的な日々1」



・「おれ、はじめからそうおもってた。」5 ドラえもん赤ちゃん説



・対談ボイスコレクション  徳間書店アニメージュ 87年5月号「スピルバーグもまっ青 藤子不二雄アニメ・ワールド ドラえもんのび太と竜の騎士に見るSFアクションの魅力から」

・HIT・TOSHI「藤子宇宙の構造理論」6 スリーZメン
 

 関連サイト:Neo Mechatopia ブログ【第2次 藤子不二雄 補完計画】

・藤子ショートショート 14 玉生洋一
 

・大田康湖「パーマニアの指定席・出張版」15 脚本家 小山高男の巻
 

 関連サイト:アマゾンプライムビデオ:パーマン(1983)
 第44話:パーマンになれない
 第480話:パーヤン大阪の休日
 現在、上記のオンデマンドサイトで今回取り上げた作品が1話108円で見ることができます。
 関連サイト:パーマニアの指定席

・藤子作品インデックス 

・「ドラちゃんのおへや」監修「ドラえもん」放送記録2
 収録期間:2018/5~2019/11



 同サイトの渾身の貴重なアニメ・ドラえもんリストを紙で手元に置くことができます。

 関連サイト:ドラちゃんのおへや

ほか

表紙イラスト:NU編集部

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