2013/06/23

【F大全集】第4期第四回配本/ロケットGメン発売

ネオ・ユートピア編集部です。

下記をお知らせします。

F大全集第4期第四回配本『ロケットGメン』が発売されました。

1962年の小学二年生に一年間連載された作品です。


ロケットGメン
2013年5月25日 発売
定価2,520円(税込)
A5判/604ページ

試し読みはこちら

解説:池田憲章さん(映像評論家。コロタン文庫「パーマン全百科」も手がける。)

●作品の位置づけ
『ロケットGメン』は、『海の王子』に生活ギャグを導入した『ロケットけんちゃん』『すすめロボケット』『とびだせミクロ』に対して、生活ギャグを導入せず『海の王子』の活劇アクションを進化させた作品です。

《活劇アクション》
海の王子(S34~)
・ロケット五郎(絵物語)(S34~)
・ロケット=ボーイ(絵物語)(S35~)
・星の子ガン(合作)(S36)
・ロケットGメン(S37)
・海の王子・学年誌板(S39)
↓      
《生活ギャグを導入した作品》   
・ロケットけんちゃん(S35~)   
・銀星少年(合作)※      
・すすめロボケット(S37)     
・とびだせミクロ(S38~)     
↓  
オバケのQ太郎(S39)/パーマン(S42)

※『銀星少年』ロボケットの原型が登場。『銀星少年』「さんわこどもしんぶん」に掲載された「リュウ」「藤子不二雄まんが全百科」の掲載画像以外未確認の作品。情報求むです。

●作品の特徴
「海の王子」に対してさまざまな工夫がなされています。

・ロケットが合体する
 ロケットが合体するというコンセプトを初めて導入。巨大ロボットもののゲッターロボやコンバトラーVのようなイメージでしょうか。

・エピソードが数話で完結
 一話完結だった「海の王子」に対し、全エピソードが数回に渡るもので、その分各エピソードが読み応えがある。 

・孤独な単独ヒーロー
 『海の王子』やそれに続く『すすめロボケット』などではヒロインがいたが、ヒロインを廃し、孤高なヒーローとなっている。

●作品のかいせつ
【あらすじ】孤島の秘密基地に住むロケットGメン。模型ロボットのピックが、科学者のおじいさんが作った戦闘機・アロー号に乗って、悪と戦う。レギュラーの悪役はいない。アロー号は、6月号で大改造された。

【解説】『海の王子』から、空想科学戦闘ものの純血種である。中でも5回にわたって描かれた「レムリア王国」篇の、執拗な攻撃をかいくぐりながらも的の本拠に乗り込んでいく物語は、もはや単純な勧善懲悪アクションにあらず、冒険活劇の世界へと引き込んでゆく。さらに、Gメンを影ながら手助けする敵軍の艦長はGメンの身代わりとなって絶命するが、そんな切ないドラマも意外な発見だった。この舞台背景や物語展開は、遠く『大長編ドラえもん』を彷彿とさせ、藤本先生の、冒険劇の原風景を見る思いである。

●サブタイトルリスト(★は単行本発収録)
・謎のうみへび(1)(小学二年生1962年4月号)★
・謎のうみへび(2)(小学二年生1962年4月号別冊付録)★
・謎のうみへび(3)(小学二年生1962年5月号)★
・謎のうみへび(4)(小学二年生1962年5月号別冊付録)★
・原子力ロボットアドン(1)(小学二年生1962年6月号)★
・原子力ロボットアドン(2)(小学二年生1962年6月号別冊付録)★
・原子力ロボットアドン(3)(小学二年生1962年7月号)★
・原子力ロボットアドン(4)(小学二年生1962年7月号別冊付録)★
・レムリア王国を救え!(1)(小学二年生1962年8月号)★
・レムリア王国を救え!(2)(小学二年生1962年8月号別冊付録)★
・レムリア王国を救え!(3)(小学二年生1962年9月号)★
・レムリア王国を救え!(4)(小学二年生1962年9月号別冊付録)★
・レムリア王国を救え!(5)(小学二年生1962年10月号)★
・レムリア王国を救え!(6)(小学二年生1962年10月号別冊付録)★
・レムリア王国を救え!(7)(小学二年生1962年11月号)★
・レムリア王国を救え!(8)(小学二年生1962年12月号)★
・海底魔城のアナコンダ(1)(小学二年生1963年1月号)★
・海底魔城のアナコンダ(2)(小学二年生1963年1月号別冊付録)★
・海底魔城のアナコンダ(3)(小学二年生1963年2月号)★
・海底魔城のアナコンダ(4)(小学二年生1963年3月号)★

「謎のうみへび」
海中での謎の円盤に襲われたアロー号。ただ一人海中に取り残されたGメンは、偶然「海へびの砦」を発見し、単身乗り込む。

「原子力ロボットアドン」
米国の巨大ロボット・アドンが、武装組織「マルス同盟」に襲われる。アドンは米西部を破壊しまくり、米軍のミサイルを奪おうとする。

「レムリア王国を救え!国」
バーゲン将軍のクーデターで国を追われ、なお逃亡先で命を狙われるレムリア王国の女王クレア。クレアは傷ついた敵をも介抱する博愛の持ち主。レムリア王国のレジスタンスは女王クレアを守り、将軍の野望をうち砕くため、しぶとく抵抗する。クレアを助けたGメンは、王国を奪還するため活躍する。彼女は、ヒロイン不在の本作で、恐らく唯一の「華」か。

「海底魔城のアナコンダ」
世界征服を目論む男・アナコンダが、磁力であらゆる兵器を無力にする海底魔城で日本に侵攻。アロー号は、新兵器で海底魔城を迎え撃つ…。

●主な登場人物
「ロケットGメン」
アロー号を駆る少年で、名前は「ひでお」。優男風だが、格闘戦もこなす。猛獣にすら、命をかけて戦いを挑む。おじいさん、ピックと太平洋の秘密の島で3人暮らし。美少女クレアになんの反応も示さない…。

「ピック」
樽から手足頭が生えているロボット。手はドリルになったりする。分離後のアロー号2号気を操縦する。しかし、新アロー号開発の際にはジャマ者扱いされていたので、実際は役立たず?

「おじいさん」
アロー号の開発者で「もちづき」という姓がある。Gメンの祖父?頭が陽光に反射して、Gメンに朝日と間違われてしまった。

*「作品のかいせつ」以降は1999年NeoUtopia29号「藤本ヒーロー史2:初期作品特集」より転載しました。在庫絶版ですが、ヤフオクやまんだらけでときどき出回っています。

また、4期全巻購入特典「Fピース」がもらえる締切は6月30日なのでまだまだ間に合います!


【関連リンク】
F大全集第4期